糖尿病予防研究会について

我が国では糖尿病を強く疑われる成人が約1200万人、糖尿病予備軍は2000万人に上ると推計され、大きな問題として考えられています。糖尿病が進行すると糖尿病性三大合併症や心疾患、認知症、ロコモティブシンドロームなどの生活上のリスクが増大し、また医療費の圧迫を来す可能性が高くなることが予想されます、このような現状で糖尿病の発症予防や重症化予防は喫緊の課題となっています。

 しかしながら糖尿病に対して包括的・予防的にリハビリテーションが介入することが少ない現状があります。このような状況を踏まえ,筑波大学附属病院リハビリテーション部として,研究・調査および教育(臨床指導,日本糖尿病療養指導士の養成を含む)のための勉強会などを企画していくため、2014年より有志での研究会を立ち上げました。

また、近年の研究調査の結果、小児を含む若年層の2型糖尿病に対する教育及び啓発が、成人期の2型糖尿病発症を減じさせるための重要な方策になる、との指摘があります。

 

 しかしながら、小児を対象とした2型糖尿病についての予防及び啓発活動は未だに少なく、また具体的な方法も確率されていないのが現状です。このような状況を踏まえ、筑波大学では総合大学の強みを生かし、医学医療系と芸術系が連携(医芸連携)し、標記を目的とした小児向けの冊子(漫画本)を作成しました。下記のURLから無料でダウンロード可能です。